KAWAKYU AUBERGE · CAFE SIMULATION · 2026-08-19 v0.1

1階カフェ — 何人来て、いくらで、何回転か

シェフに返す「回転数と価格」を、根拠のある数字にするためのたたき台。出発点は川久のチェックアウトゲスト。この導線が読めれば、来客数も仕込みの量も仕入れの幅も決まる。

平日 休日 客単価 月商 食材原価 /月
目標回転 平日 / 休日
山1つ/山2つ
席の稼働率(休日)
%
理論上限 回転に対して
シグネチャー 材料費 上限
シェフへの発注条件
10/8〜11 食材 予算枠
試作・ロス +30% 込み

このページで決めたい3つ

01前提を動かすつまみを動かすと全部が再計算される

まず大枠を選ぶ。選ぶとつまみが一括で動くので、そこから個別に微調整する。

A. 川久からの流れ(いちばん効く前提)
%
%
B. 川久以外の流入
名/週
%
名/日
名/日
C. 器(席と時間)と目標回転
時間
回転
回転
D. 単価と原価
%
%

この前提はどこから来たか

  • 川久 85室/チェックアウト 10:30 — 公開情報(2026-08-19 確認)。要確認大竹さんの認識は 11:00。実運用の時刻を現地に当てたい。ここがカフェの開店時刻を決める
  • カフェ&バー 20席decision_board.md テーマ8(2026-08-11 大竹判断・発注前提)。
  • ミュージアム 週80〜120名(16時の部)roadmap.md 集客レーン。
  • カフェ昼 2,500〜3,500円/バー客単価目標 10,000円decision_board.md テーマ6。
  • 「メニューは増やさず、シグネチャー1品+コーヒー各種+お茶+炭酸水+ジュース1つ」「席数が少ないぶん価格は高く」 — 2026-08-13 社長更新。
  • 既存Excel『オーベルジュ_3エリア統合シミュレーション.xlsx』は カフェ単価 1,500円 × 1日15名。今回の案とは前提が違うので 06 で並べている。
02需要 — お客様はどこから来るか「集客」ではなく「導線」で数える

このカフェは街なかで通行人を拾う店ではない。お客様は4つの導線からしか来ない。だから「何人来るか」は宣伝の話ではなく、それぞれの導線に何人いて何%が寄ってくださるかの掛け算になる。

川久チェックアウト ミュージアム オーベルジュ宿泊 外来・地元 細い灰帯=目標回転で受けられる人数
導線母数/日寄る率平日休日効かせ方

いちばん動かせるのは「寄る率」

川久の稼働率はこちらで動かせない。動かせるのは、チェックアウトされた方が寄ってくださる割合。8% と 15% では1日の来客が倍近く変わる。打ち手は3つ:

  • 時間を合わせる — 出られた方に「このあとお茶をどうぞ」と渡せる時刻に開ける。チェックアウトと開店をずらさない。
  • 渡し方を決める — 川久のフロントで案内する/客室に置く/精算のときに一言。=川久本体側の協力が要る。大美さん経由の話。
  • 荷物と足を解く — 荷物を預かれるか、送迎が出るか。片道11.5分は「歩いて行こう」の距離ではない。ここが解けない限り寄る率は頭打ちになる。
03回転数 — なぜ2回転で、3は難しいのか回転は席の話ではなく、山の数の話

回転数は「頑張れば上がる」ものではなく、1日にお客様の山がいくつ立つかで決まる。このカフェは立地上、山が2つしかない。

濃い藍=チェックアウトの山(午前〜昼)/淡い藍=午後の山(ミュージアム16時の部と外来)/点線=立てるなら別設計が要る3つ目の山。

理論上の最大回転
回転
営業時間 ÷ 平均滞在
目標で受けられる人数
平日 / 休日(名)
1日の食材費(休日)
仕入れの日次の幅

社長・シェフに持っていく言い方

「休日2回転」は強気でも弱気でもなく、山2つを埋め切る数字。理論上の最大は 回転なので、2回転は席の使い方としては %。まだ余白がある側の設定になる。=「あまり入らないと考えている」ようには読まれない。

「3回転」を置くと、夕方にもう1つ山を立てる話になる。それはカフェの延長ではなくバータイム(客単価10,000円想定)の設計で、送迎・人員・深夜酒類提供届まで連動する。3回転は「難しい」のではなく別の商売を1つ足すという意味になるので、議論を分けたい。

= 回転数を「やる気の量」ではなく「山の数」に置き換えると、社長にも現場にも同じ絵が見える。

04単価とメニュー — シェフに渡す数字「いくらで売るか」ではなく「いくらで作れるか」
加重平均 客単価
シグネチャー比率で変わる
カフェ利用 材料費 上限
原価率から逆算
シグネチャー 仕込み(休日)
来客 × 注文比率

シェフが知りたいのはこの3つ

  • 1品あたりいくらまで材料を使えるか → 原価率 % で逆算。生ものや地のものを使うかは、この枠の中の判断になる。
  • 1日何食ぶん仕込むか → 上のカード。休日で 食。
  • 何品を作るか → 第1段階は 7 品に絞る(2026-08-13 社長更新)。増やすのは第2段階(年明け2月頃)。
段階時期品数中身ねらい
第1段階2026/10/8〜7 シグネチャー1品(Atirom協力)+コーヒー3+お茶1+炭酸水1+ジュース1 品数で勝負しない。1品の質と器・世界観で価格の理由を作る
第2段階2027/2 頃3→6→10 ロイヤルミルクティー・薄めのカフェラテなど流行りのドリンク+コーヒー自体を一段こだわる 滞在時間と再訪の理由を作る。※Atiromが第1弾から入ったため要再定義
第3段階2027/2〜3 昼=アフタヌーンティー/夜=パフェ の二毛作 山を2つに固定する。※同上、要再定義

「2,500〜3,500」と「5,500」は矛盾しない

decision_board.md の「カフェ昼 2,500〜3,500」は平均客単価の目標。シグネチャー1品を 5,500円 に置いても、注文比率が % なら加重平均は 円 に着地する。「高い1品を置くこと」と「平均を3,000円台に置くこと」は両立する

むしろ高い1品が無いと平均は 2,000円を割る。既存Excelの 1,500円 想定はその状態。

0510/8〜11 の4日間第1ゴール。仕込み量と予算の分母

南紀白浜ロックフェス(10/10)の会期に合わせた4日間。通常営業ではなく「読みにくい4日間」なので、ここだけは幅で持つ。日別の係数は下表の通り仮置き。

曜日状況想定来客売上食材費
4日間 合計 来客
この前提での標準ケース
4日間 売上
シグネチャー 仕込み
4日間合計

予算の枠を先に決める(大竹提案)

いまは「使った分をあとから社長に報告する」形になっている。金額の大小ではなく順番の問題なので、4日間ぶんは先に枠を置きたい。

  • 食材(試作を含む) を上限枠として置く。この中なら現場判断で買える。
  • 器・消耗品のつなぎ — 本番の器は間に合わせない方針(2026-08-13 決定)なので、汎用品でつなぐ分は別枠。余っても川久本体へ転用する。
  • 枠を超えるとき — 超えた分だけを稟議に上げる。=毎回聞くのではなく、超えたときだけ聞く形にする。

この「いくらまでなら誰が決めてよいか」の線引きは、カフェに限らずオーベルジュ案件全体で要る。承認フロー図として別ページに切り出したい(07)。

06月次の収支通常営業に入ったあとの姿/既存Excelとの差
項目月額年額算出

既存Excelとの差

前提既存Excelこの案差の理由
カフェ客単価1,500円シグネチャーを高く置き、平均を引き上げる方針(2026-08-13 社長更新)
1日客数15名川久チェックアウト導線を分母として数え直した
カフェ 月商585,000円上の2つの積

既存Excelは会員権・レジデンス・レストランを含む3エリア統合のもので、カフェはその一部。ここで置き換えるのはカフェ部分だけ。統合側の更新は別途。

※人件費はこのページでは持たない(支配人・バトラー・コックの兼務前提でカフェ単独に切り出せないため)。正本は『オーベルジュ人件費シミュレーション』および既存Excel「人件費」シート。

07まだ決まっていないこと誰に何を聞けばこの数字が固まるか
聞くこと・決めること誰にいつまで効く先
現地川久のチェックアウト実時刻と、朝の退館の波(何時に何組出るか)大美さん/川久フロント8月中開店時刻。ここがズレると山①が立たない
現地川久ラウンジ(Musée)の1日客数・客単価の実績大美さん8月中いちばん近い実測値。仮置きを実数に置き換えられる
現地白浜のカフェ需要の肌感(3,000円台は通るか・平日と週末の差・季節の谷)大美さん・畑さん8月中「寄る率」と単価の妥当性
未決荷物預かりと送迎(片道11.5分をどう埋めるか)大竹/大美さん9月中旬寄る率の上限を決める
未決Atiromにお願いする範囲(4日間で何品・うち何品が監修か)唐神社長/森田さん経由8月中仕込み量・原価・器の数
未決4日間の営業設計(時間・席数・価格・誰が立つか)大竹/大美さん9月中旬このページ全体
未決飲食店営業許可(10/8 に間に合うか)佐藤さん/田辺保健所10/7開けるかどうかそのもの
未決カフェのベース責任者唐神社長/大美さん8月中許可申請の着手条件
未決食材・消耗品の予算枠と決裁ライン唐神社長9月上旬現場が自分で買えるようになる

現地への聞き方(そのまま投げられる形)

「白浜のカフェ需要ってどうですか」だと答えが返ってこない。数字で返せる形にする:

  • 川久のラウンジは、平日と土日でだいたい何組くらい入りますか。時間帯だとどのあたりが山ですか。
  • チェックアウトのあと、そのまま館内で過ごされる方はどれくらいいらっしゃいますか。何をされていますか。
  • 白浜で「3,000円台のお茶」は成立していますか。近いことをやっている店はどこですか。
  • ミュージアムのツアーのお客様は、そのあとどちらへ向かわれますか。
データ元:facilities/kawakyu_auberge/_sot/decision_board.md(席数・価格レンジ)/roadmap.md focus(第1ゴール・ミュージアム導線)/ オーベルジュ_3エリア統合シミュレーション.xlsx(既存の収支前提)。 このページはたたき台で、SoTではありません。決まった数字は decision_board.md へ戻します。